2018年11月23日iMacを買い換えました。OSは、Mojave(10.14.1)でした。Yosemite同様に標準でApacheとPHPが入っているようなので、HomeBrewを使用してMYSQLのみ追加インストールを行ってMAMP環境を構築しました。
ApacheとPHPの設定
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Mojaveに標準でインストールされてるApacheのバージョンは、Apache/2.4.34でした。
$ httpd -v Server version: Apache/2.4.34 (Unix) Server built: Aug 17 2018 16:29:43 $
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Mojaveに標準でインストールされてるPHPのバージョンは、PHP 7.1.19でした。
$ php -v PHP 7.1.19 (cli) (built: Aug 17 2018 18:03:17) ( NTS ) Copyright (c) 1997-2018 The PHP Group Zend Engine v3.1.0, Copyright (c) 1998-2018 Zend Technologies $
- phpの設定ファイル(php.ini)を「/etc/php.ini.default」をコピーして/etc下に作成しました。(「/etc/php.ini」)
$ sudo cp -p /etc/php.ini.default /etc/php.ini
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php.iniのアップロードの最大ファイルサイズが2MBになっていたので、8MBに変更しました。
# cd /etc/ # cp php.ini php.ini.org # nano php.ini
post_max_size = 8MB memory_limit = 128MB ;;;upload_max_filesize = 2M upload_max_filesize = 8M
- Apacheの公開ドキュメントは、「/Users/{username}/Sites/」に作成することとし、/etc/apache2/httpd.conf
にユーザーディレクトリを有効化する設定を行いました。$ sudo nano /etc/apache2/httpd.conf
以下のコメントアウトを外す。
LoadModule userdir_module libexec/apache2/mod_userdir.so LoadModule authz_core_module libexec/apache2/mod_authz_core.so LoadModule authz_host_module libexec/apache2/mod_authz_host.so # User home directories Include /private/etc/apache2/extra/httpd-userdir.conf
PHPを有効化する。
LoadModule php7_module libexec/apache2/libphp7.so
- 「/etc/apache2/extra/httpd-userdir.conf」にユーザ設定ファイルを読み込むための設定を行いました。
$ sudo nano /etc/apache2/extra/httpd-userdir.conf
UserDir Sites Include /private/etc/apache2/users/*.conf <IfModule bonjour_module> RegisterUserSite customized-users </IfModule>
- ユーザー設定ファイルを作成しました
$ sudo nano /etc/apache2/users/{username}.conf
1行目にDocumentRootの記述が必要でした。
DocumentRoot "/Users/{username}/Sites/" <Directory "/Users/{username}/Sites/"> AllowOverride All Options Indexes FollowSymLinks Multiviews Require all granted </Directory>
- ルートになってApacheを再起動し、ローカルホストにアクセスして動作確認を行いました。
$ sudo -s # apachectl -t # apachectl restart
HomeBrewのインストール
- ターミナルで以下のコマンドを実行して、HomeBrewをインストールしました。
$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)" $ brew update Already up-to-date. $ brew doctor Your system is ready to brew.
- インストールされたHomebrewのバージョンは、「1.8.3」でした。
$ brew -v $ Homebrew 1.8.3 Homebrew/homebrew-core (git revision 2941; last commit 2018-11-23) $
MySQLのインストール
- 以下のコマンドで、HomeBrewを使用してMySQL5.7をインストールしました。
$ brew install mysql@5.7
- 以下のコマンドで、「.bash_profile」に「mysql@5.7」のPATHを設定しました。
$ echo 'export PATH="/usr/local/opt/mysql@5.7/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
- インストールされたMySQLのバージョンは、「5.7.24」でした。
$ mysql --version mysql Ver 14.14 Distrib 5.7.24, for osx10.14 (x86_64) using EditLine wrapper
- 以下のコマンドで、MySQLの起動しました。
$ mysql.server start Starting MySQL . SUCCESS!
- 「mysql_secure_installation」を実行して、MySQLのパスワードを設定しました。
$ mysql_secure_installation
- LocalhostからMySQLにアクセス出来ないことへの対処として、/etc/php.iniにmysql.sockの場所(/tmp/mysql.sock)を追記しました。
- 「mysql> status」を実行して、mysql.sockの場所を確認しました。
$ mysql -u root -p Enter password:* mysql> status : UNIX socket:/tmp/mysql.sock : mysql> quit; Bye $
- mysql.sockの場所を「/etc/php.ini」に追記しました。
$ sudo nano /etc/php.ini
mysql.default_socket = /tmp/mysql.sock mysqli.default_socket = /tmp/mysql.sock
WordPressのインストール
- wordpress.org 日本語から「wordpress-4.9.8-ja.zip」をダウンロードしました。
- ダウンロードした「wordpress-4.9.8-ja.zip」を”/Users/{username}/Sites/”直下に保存しました。
- ルートになって「wordpress-4.9.8-ja.zip」を解凍して、ルートのパーミッションを「777」、ディレクトリの所有者と所有グループをapacheの設定(_www:_www)に変更しました。
$ sudo -s # unzip wordpress-4.9.8-ja.zip # chmod 777 ./wordpress # chown -R _www:_www ./wordpress
- ブラウザで「http://localhost/wordpress/」にアクセスして、指示に従いWordpressを無事にインストールできました。
- 「mysql> status」を実行して、mysql.sockの場所を確認しました。